「英語がどうしても苦手」「単語も文法もごちゃごちゃしてしまう」——そんなふうに感じている中学生は、実はとても多いです。英語が苦手=センスがない、向いていない、と思われがちですが、決してそんなことはありません。
英語は、やり方次第で点数を取りやすい教科です。完璧に理解できなくても、話せなくても、テストでは点を取れます。ここでは、英語が苦手だった私自身の経験もふまえて、「英語が苦手でも点を取るための考え方と具体的な方法」をお伝えします。
英語が苦手な子に多い思い込み
英語が苦手な子ほど、こんなふうに思っていませんか。
- 文法をちゃんと理解しないといけない
- 単語は全部覚えないといけない
- 長文は意味が全部わからないと解けない
でも、定期テストや高校受験の英語は、日常会話を完璧に理解できるかを見ているわけではありません。実際には、
- 決まった文法が使えているか
- 出題パターンを知っているか
- 指示された形で答えられているか
こうした点が重視されています。つまり、全部わからなくても点は取れるということです。
英語が苦手な子が最初にやるべきこと
英語が苦手な子に、まず取り組んでほしいのは次の3つです。
- 教科書の英文を「見たことがある状態」にする
- 文法は意味よりも「形」で覚える
- テストに出る問題の型を知る
特に1つ目の「見たことがある」という感覚はとても大切です。初見の英文ばかりだと、英語は一気に難しく感じます。音読をくり返し、教科書の英文を目に慣らすだけでも、テスト中の不安はかなり減ります。
文法は理解しなくていい。「型」で覚える
英語が苦手な子にとって、いちばんの壁は文法かもしれません。
でも、文法は無理に深く理解しようとしなくて大丈夫です。
たとえば現在完了なら、
- have(has)+過去分詞
この形を見たら、
- 〜したことがある
- 〜してしまった
- ずっと〜している
のどれかだな、と判断できればOKです。日本語で説明できなくても、問題が解ければ十分です。
英語が得意な子と同じ理解の仕方を目指す必要はありません。英語が苦手な子は、「解ける形」で覚えることが一番の近道です。
単語は「全部覚えなくていい」
英単語が覚えられない、という悩みもよく聞きます。でも、英単語帳を最初から最後まで完璧にする必要はありません。
優先すべきなのは、
- 教科書
- 学校のワーク
- 過去のテスト
ここに出てきた単語です。これらを、見たら意味が思い出せるレベルまで覚えれば十分です。もし文法がわからなくても、単語の並びでなんとなく意味がとれることもあります。
書けなくても、選択問題や並び替え問題では点になります。「書けないから意味がない」ではなく、点になる覚え方を意識しましょう。
長文問題は全部読まなくていい
英語が苦手な子は、長文を見るだけで身構えてしまうことがあります。でも、長文も全部を理解する必要はありません。
- 設問を先に読む
- 人・場所・数字に線を引く
- 同じ単語を探す
こうしたポイントを見るだけで、答えにつながることが多いです。長文は「読むもの」ではなく、必要な情報を探すものと考えてみてください。
英語は「部分点」を積み重ねる教科
英語は、1問まるごと正解しなくても、部分点がもらえることが多い教科です。
- 単語が1語合っている
- 並び順が少し違う
- 文の形は合っている
それだけでも点になります。「どうせ間違えるから」と空欄にするより、とにかく書くことが大切です。英語は、書いた人が得をします。
英語が苦手でも、点をとる戦略を!
英語が苦手な子に必要なのは、才能やセンスではありません。
- 完璧を目指さないこと
- 型で覚えること
- 点になるところを狙うこと
この3つを意識するだけで、英語は「苦手だけど点が取れる教科」に変わります。
英語ができないのではなく、英語の戦い方を知らなかっただけです。やり方を変えれば、英語は必ず味方になります。


