個別指導塾って、実際どうなんだろう
私は中学生のとき、個別指導塾に通い、その後大学生の4年間、同じ塾で講師として働きました。
生徒として通った側、教える側の両方を経験して感じたのは、
個別指導塾は、とても合う子と、そうでない子がはっきり分かれる
ということです。
個別指導塾が合う子
まずは、個別指導塾が合いやすい子についてです。
自分のペースで進めたい子
集団の授業だと、
- 早すぎてついていけない
- 遅くて退屈してしまう
- 周りの視線が気になる
そんな子には、個別指導は向いています。
理解に時間がかかっても待ってもらえる、分かっているところはさっと進めてもらえる。
この「調整してもらえる安心感」は、思っている以上に大きいです。
質問するのが苦手な子
手を挙げて質問するのが苦手な子は、意外と多いものです。
個別指導なら、
- 分からないところに重点的に時間を割ける
- 質問が的外れだったら…と思わなくていい(集団ではないから!)
- すぐ隣に先生がいるので、先生を呼ばなくていい
ので、「分からないまま置いていかれる」ことが少なくなります。
暗記型・コツコツ型の子
私自身がそうでしたが、
- 暗記は得意
- 理解に時間がかかる
- ケアレスミスが多い
というタイプの子にも、個別指導は合いやすいです。
自分の得意を認めてもらえるだけで、勉強への気持ちはかなり楽になります。
ケアレスミスも、正確にはケアレスミスというミスはないのです。
個別指導だからこそ、生徒のミスの傾向を、講師が把握しやすいのです。
個別指導塾が合わないかもしれない子
一方で、個別指導が合いにくい子もいます。
競争がある方が頑張れる子
周りと比べることでスイッチが入る子は、集団塾の方が力を発揮しやすいです。
テストの順位やクラス分けなどが、モチベーションになるタイプですね。
「個別なら安心」とは限らない
ここでひとつ、大事なことがあります。
個別指導塾だからといって、必ず成績が上がるわけではありません。
- 先生との相性
- 教え方
- 子どもの性格
この3つが合って、はじめて力が出ます。
私は生徒として通っていたとき、先生との相性にとても助けられました。
そしてその後講師として働く中で、相性が合わずに伸び悩む子も、たくさん見てきました。
親が見てあげたいポイント
塾を選ぶとき、親ができることは意外とシンプルです。
- 子どもが質問しやすそうか
- 先生の説明を「分かりやすい」と言っているか
- 塾に行くこと自体を嫌がっていないか
成績よりも、まずはここを見てあげてほしいなと思います。
合う塾は、あとから変わってもいい
塾選びは、一度決めたら変えられないものではありません。
学年が上がったり、成績が変わったりすると、合う環境も変わります。
私自身、個別指導塾に通って本当によかったと思っていますが、
それは「その時の自分」に合っていたからです。
まとめ|その子に合う場所を
個別指導塾は、合う子にとっては心強い味方になります。
でも、全員に万能なわけではありません。
大切なのは、
- 成績だけで判断しないこと
- その子の性格を見ること
塾は手段のひとつ。
前向きに勉強と向き合える場所を、一緒に探していけたらいいですね。


