「毎日机には向かっているのに、テストの点が上がらない」
「前より勉強時間は増えたのに、成績は変わらない」
こんな悩みを抱えている中学生は、実はとても多いです。
そしてこの悩みは、決して珍しいことでも、本人の努力不足でもありません。
「勉強している=成績が上がる」とは限らない
多くの中学生や保護者が、無意識のうちに
「勉強していれば、そのうち成績は上がるはず」
と思っています。
でも実際は、
- ノートをまとめている
- ワークを一通り終わらせている
- 単語や用語を覚えようとしている
一見勉強しているように見えるかもしれませんが、テストの点に結びついていないケースはよくあります。
- ノートをまとめている⇒書き写しているだけ⁉
- ワークを一通り終わらせている⇒できなかった問題は答えを写しただけ⁉
- 単語や用語を覚えようとしている⇒何回も書いているだけ⁉
問題なのは「量」ではなく、
その勉強が“点を取る形”になっているかどうかです。
たとえ単語を100回書いたとしても、覚えてなければ意味がありません!
起きていること①「わかる」で止まっている
勉強しているのに成績が上がらない子に一番多いのが、
「わかったつもり」で終わってしまっている状態です。
授業を聞いて
「なるほど」「そういうことか」と思える。
解説を読めば理解できる。
でも、
- 自分ひとりで問題を解く
- 時間制限のあるテストで答える
となると、手が止まってしまう。
これは、このブログでは何度も言っていますが
「わかる」と「できる」は別物だからです。
起きていること② 勉強が“確認”で終わっている
成績が伸びない子の勉強をよく見ると、
- 答えを見ながら問題を解く
- 解説を読んで「ふむふむ」で終わる
- 間違えても、そのまま次へ進む
といったことが多く見られます。
これらはすべて、
理解の確認にはなっても、実力にはなりにくい勉強です。
テストで必要なのは
「初めて見る問題を、自分の力で解く力」。
その練習が不足していると、
どれだけ机に向かっていても点数は伸びません。
起きていること③ 自分に合っていない勉強法を続けている
「友だちがやっているから」
「先生に言われたから」
「みんな同じ方法だから」
そんな理由で、
本当は合っていない勉強法を続けていることもよくあります。
例えば、
- 暗記が得意なのに、ひたすら解説を読むだけ
- 理解型なのに、丸暗記ばかりしている
こうしたズレがあると、
努力が成果に変わりにくくなります。
起きていること④ 環境が合っていない
家での勉強がうまくいかない、集中できない。
これは意志の弱さではなく、環境の問題であることも多いです。
- 何をすればいいかわからない
- 間違っているかどうか判断できない
- できている実感が持てない
こうした状態が続くと、
「勉強しているのに不安」
という気持ちが積み重なっていきます。
このまま放っておくとどうなる?
一番つらいのは、
頑張っているのに自信を失ってしまうことです。
「自分は頭が悪いのかも」
「どうせやっても無駄」
そう思い始めると、
本来持っている力まで出せなくなってしまいます。
まず見直したいのは「やり方」と「環境」
勉強しているのに成績が上がらないとき、
見直すべきなのは「気合」ではありません。
- できる形まで練習できているか
- 自分に合ったやり方か
- 一人で抱え込んでいないか
ここを整理するだけで、
同じ努力でも結果は大きく変わります。
勉強が前に進み始める瞬間
「できた」
「自分で解けた」
この感覚を積み重ねられるようになると、
勉強は少しずつ前に進み始めます。
そのためには、
やり方を整えること
必要なら環境を変えること
も、立派な選択肢です。
まとめ
勉強しているのに成績が上がらないのは、
能力が足りないからではありません。
「わかる」で止まっていたり、
合わない方法を続けていたり、
環境が整っていないだけのことも多いのです。
今の努力を、
ちゃんと結果につながる形に変える。
その視点を持つことが、最初の一歩です。


