勉強ができるようになる瞬間

中学生の勉強のはなし

勉強ができるようになる瞬間

「急に成績が上がった」「ある日を境に勉強がわかるようになった」――そんな話を聞くと、もともと頭がいい子の話のように感じてしまうかもしれません。でも実際に、勉強ができるようになる瞬間は、とても静かで地味なものです。そしてそれは、特別な才能がある子だけに起こるものではありません。

できるようになる前は、たいてい不安だらけ

成績が伸び始める直前の子ほど、実は強い不安を抱えています。

  • 頑張っているのに点数に表れない
  • 何をしても身についていない気がする
  • 周りから自分だけ取り残されている気がする

個別指導塾でたくさんの生徒を見てきましたが、「もう無理かもしれない」と口にする子の多くは、伸びる一歩手前にいました。

「わかる」と「できる」は、全く違う

勉強が伸びない原因のひとつに、「わかる=できる」と思ってしまうことがあります。

授業を聞いて説明を理解したとき、「あ、わかった」と感じることはあります。でもいざ問題を前にすると解けない。それは、まだ「できる」状態ではないからです。

  • 自分で問題を解けるか
  • 少し形を変えられても対応できるか
  • 時間制限の中でも思い出せるか
  • 他人に説明できるか←これが一番重要です!!!

ここまでできて、初めて「できる」と言えます。わかったつもりの段階で止まってしまうと、「勉強しているのに点が取れない」状態が続いてしまいます。それは辛いですよね。やる気もどんどんなくなってしまいます。

「わかる」から「できる」になるには、アウトプットすることが非常に有効です!

できるようになる瞬間は「型」がそろったとき

勉強ができるようになる瞬間は、テストの点数が上がった瞬間そのものではありません。

  • 英語なら、文の並びや問題のパターンが見えてきたとき
  • 社会なら、用語が点ではなく線でつながったとき
  • 国語なら、答えの根拠を探す場所が自然にわかってきたとき

こうした教科ごとの「型」が頭の中にできたとき、勉強は一気に楽になります。

暗記が「使える知識」に変わるとき

最初はただ覚えていただけの暗記も、量を重ねることで変化します。

  • 問題文を見た瞬間に関連語が浮かぶ
  • 選択肢を見て「これは違う」と感じる
  • 前にやった問題と似ていると気づく

これは才能ではありません。地道に積み重ねた人がたどり着ける感覚です。暗記型の子ほど、この瞬間を迎えると一気に強くなります。

伸びる子に共通していること

成績が伸びる子には、いくつかの共通点がありました。

  • 完璧を目指しすぎない
  • わからなくても手を止めない
  • できない自分を必要以上に責めない

真面目で努力家な子ほど、結果が出ない時期に自分を否定してしまいがちです。また、一か所わからない所があったときに、そこにこだわりすぎると時間ばかりが過ぎて、勉強が進みません。
ある程度考えてわからなければ、学校の先生か、塾の先生に聞いたり、インターネットで調べるのもありです。ある程度柔軟性をもって、とにかく前に進みましょう。

勉強は、ある日ふと景色が変わる

勉強ができるようになる瞬間は、ドラマのように劇的ではありません。

でも、
「前より問題文が読める」
「英語への苦手意識が少し薄れた」
「この単元、前より理解できる」

そんな小さな変化が積み重なった先で、ある日ふと景色が変わります
だんだん問題に向かう気持ちも前向きになり、点数を取ることに貪欲になります。

私は、テストを作った先生とゲームをしている感覚になりました。
「あ、これはひっかけ問題だな」「先生はこれを理解できているか確かめたいんだな」そんな風に楽しんで解けるようになったのです。

今、できなくても大丈夫

今つまずいているなら、それはできるようになる途中にいる証拠です。

勉強はセンスではなく、積み重ねでできるようになります。時間はかかりますが焦らなくて大丈夫。あなたのペースで、ちゃんと前に進んでいますよ!
勉強をして知識が減る人はいません◎

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