数学が苦手なまま、受験を迎える不安
中学3年生の2学期になっても、数学だけは得意になりませんでした。
模試の偏差値は、だいたい55前後。決して壊滅的ではないけれど、胸を張れるほどでもない。
「やってもあまり分かった感じがしないし、そもそもやる気が起こらない」
「数学が足を引っ張って、受験に失敗したらどうしよう」
そんな不安を、ずっと抱えていました。
全部を伸ばそうとして、苦しくなっていた頃
当時の私は、「受験だから、全部の教科をまんべんなく伸ばさなきゃ」と思っていました。
でも実際は、
- 数学に時間をかけても点はあまり伸びない
- その分、得意な英語や社会の勉強時間が削られる
という悪循環。
頑張っているのに成果が見えない教科ほど、気持ちが重くなるものです。
せっかく先生に教えてもらってるのに間違える。解けない。しょうもないミスで失点する…気持ちは後ろ向きでした。
「数学はほどほどでいい」という考え方
転機になったのは、塾の教室長の一言でした。
「数学、無理に上げなくてもいいんじゃない?」
最初は、正直びっくりしました。受験なのに、いいの?と。
でも教室長は、
- 得意な教科で確実に点を取ること
- 苦手教科は“大きく落とさない”こと
この2つの方が大事だと教えてくれました。
私の時代の模試では(私は埼玉県民なので北辰テストでした←)、大門が4つあり、合計40点満点の構成でしたが、大門1の超基本的な計算問題を落とさなければ、そこだけで偏差50前後は取れるんです。これは当時の教室長が教えてくれました。
大門4とかの難しい証明とかは取り組まなくてもいいから、基本的な部分を絶対落とさないこと、それと他に解ける問題を必ず正答することが私の数学の方向性になりました。
得意科目でカバーするという作戦
私は、英語と社会で点を取るタイプでした。
暗記が得意で、英語は文法の型を覚え、社会は地理と公民を得点源にする。
理科も暗記部分があるので、やれば伸びました。
好きな教科はやった分伸びるので、勉強の優先順位も高かったし、やる気が出たのです。私は完全に褒めて伸びるタイプでした!
数学が伸びなかったからこそ、見えたこと
今振り返ると、数学が得意でなくても、受験は乗り切れると実感しています。
「全部できる子」になろうとするより、
「自分の強みを知っている子」の方がずっと大切でした。
これは、後に塾講師として中学生を見てきた中でも、何度も感じたことです。
親にできるサポートのひとつ
超苦手な科目がある子を見ると、つい不安になりますよね。
でも、
- 無理に引き上げようとしない
- 他の教科で伸びているところを認める
それだけで、子どもの気持ちはかなり楽になります。
「数学が苦手=受験に向いていない」
そんなことは、決してありません。
ただこれは「とりあえず高校に入る」という目的の場合です。
もう将来の夢が決まっていて、それを叶えるために数学が必要な場合(理系学部に進む場合)は数学の勉強を疎かにはできません。時間をかけてじっくり学習を進めましょう。
数学が苦手でも、大丈夫
数学が伸びなかった当時の私は、不安でいっぱいでした。
でも結果的に、得意科目を活かす作戦で、高校受験を乗り切ることができました。
大切なのは、
- どの教科を伸ばすか
- どこで割り切るか
を、その子に合わせて考えること。
人によって得意不得意は違うし、間違えるプロセスも人によって違います。
きちんとその子の傾向や本質を見極めてくれる先生に出会えたら、受験への大きな武器となります!


