はじめに
中古マンションを検討するとき、見学はとても大切なステップ。でも、初めてだと「何を見ればいいの?」と迷うこともありますよね。今回は、実際にわが家が中古マンションを見学したときに「見ておいてよかった!」と感じたポイントを、リアルな体験を交えてご紹介します。
1.共用部分の清潔感と管理状況
まず注目したのは、マンションのエントランスや廊下、ポストまわりなどの共用スペース。築年数がある程度経っていても、清掃が行き届いていたり掲示物が整理されていたりすると、「きちんと管理されている安心感」がありました。
ポイント:
- 掲示板に管理会社の名前や定期清掃のお知らせがあるかチェック
- 自転車置き場やゴミ捨て場の状態も要確認
2.設備の状態
中古マンションでは、キッチンや浴室、給湯器などの設備の状態もしっかり確認しました。見た目はキレイでも、年数が経っていると交換が必要になることも。
物件の築年数を意識して見学するべきなのは、各設備には耐用年数が設定されているからです。見学時に気づいたのは、築年数8年の物件の、浴室乾燥機、食器洗浄機、ディスポーザーの耐用年数が10年だったこと。これらの寿命が2~3年で来てしまうと、買い替える費用は自分たちが負担しなくてはいけません。これは賃貸とは大きく違う部分だと思いました。
ポイント:
- 各設備の耐用年数をチェック(10年以上なら交換視野に)
- 賃貸と購入は費用負担者が違う
3.中古マンションは前の住人が住んでいることも
中古マンションは、前の住人さんが住んでいる物件と、すでに退去している物件があります。前の住人さんが住んでいるというのは、その物件が売れたら、そのお金を次の家の資金にしようとしているパターン。すでに退去しているのは、前の住人さんはすでに新しい家に引っ越しているということです。
見学時に何が違うかというと、家具が置いてあるかどうかなんです。前の住人さんが住んでいると、生活感がわかります。家具を置いたあとの部屋の広さ、冷蔵庫を置いたあとのキッチンの動線、収納にしまえる量。自分が入居したあとの生活が想像しやすいです。あとはそのマンションの周辺環境や利便性を住人ご本人にお聞きすることができます。
すでに退去している場合は、新築マンション見学と同じような感覚でしたが、家具を置いていた跡が床に残っていたり、壁紙に跡がついていたり、前の住人の痕跡がありました。気になる方は、入居時に壁紙を張り替えるのがよいです。
おわりに
中古マンションの見学では、「生活のリアル」を想像しながら見ることがとても大切だと実感しました。
何件か見学するなかで、自分たちの譲れない項目が出てくると思います。価格や広さだけでなく、自分たちにとって心地よく暮らせるかどうか、ぜひ現地でしっかりチェックしてみてくださいね。
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