グランドピアノと共に暮らせるマンション|購入前に確認した3つのポイント

住まいとマイホーム
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「グランドピアノのある暮らし」——。ピアノが好きな方なら、一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。グランドピアノが家にあったらどんなに幸せか…諦めきれず、グランドピアノと共に暮らせるマンションを探し始めました。

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そもそも集合住宅でグランドピアノを置いてもいいの?

どこまで弾いてよいのかわからない…

今回は、私が実際に調べたこと、経験したことから、リアルな体験談をお伝えします。

はじめに

まず私のピアノとの人生をお伝えします。
ピアノを習い始めたのは5歳のときで、実家には祖母が買ってくれたアップライトピアノがありました。

社会人になって2年目に、中古のグランドピアノをレンタルし、かつて音大生用のマンションだった築10年ほどの1Kの賃貸物件に入居します。(音大には通っていません)

なぜレンタルにしたかというと、その後一生持ち続けられるのかわからなかったからです。
実家にはグランドピアノを置くスペースはなく、まだ結婚の予定もなく、当時の私には

賃貸暮らしを続けていられる期間=グランドピアノと一緒に暮らせる期間
でした。

いつでも返せる状態にしておきたかったのです。
レンタルピアノのお店に関してはこちらに載せられないので、お問い合わせからメッセージをいただければ、可能な限りお答えします。関東住みです。

社会人7年目に結婚して3LDKの賃貸に引っ越します。ここは築30年超の3階の部屋で、エレベーターなしの物件でした。グランドピアノの搬入・搬出はクレーンで行いました。また、レンタルしていたピアノを購入しました。

2023年に2.5LDKのマンションを購入し、今に至ります。 

「楽器可」の基準は物件ごとに違う!

不動産サイトでよく見かける「楽器可」物件。でも実際に問い合わせてみると、

  • 電子ピアノならOK
  • アップライトならOK
  • 昼間のみOK
  • 消音機能付きならOK

など、条件はさまざま。

HPの物件情報にはグランドピアノ可と書いてあるのに、実際に問い合わせるとやっぱりダメでしたと言われたことが何度もありました。

物件の管理規約に「グランドピアノOK」と明記されているか、音量や演奏時間の制限がどうなっているかを、事前に管理会社に確認するのが必須でした。

実際の音の響きかたを現地で確認

図面ではわからないのが、音の響き方。現地見学では、

  • 部屋の広さ・天井高
  • 壁の厚み・構造(鉄筋コンクリート造など)
  • 隣接住戸との距離

を重視してチェックしました。担当の方に「他の住戸でも楽器を弾いている方がいますか?」と質問してみるのもおすすめです。

わたしは現地で壁や床をノックしてみて、ピアノを置きたい部屋を確認しました。
全く建築の知識はありませんが、ノックしてみると、材質が硬いか柔らかいか、素人でもわかります。
また、床がフローリングだと音が反射するので、絨毯を敷くことも検討材料です。

住民の理解があるかどうかも大切

以外に大切なのが、「音」に対する住民の理解度でした。

築年数が経っていても音に寛容な住民が多い物件もあれば、新しいのにクレームが出やすいところもあるらしく、不動産屋さん経由で大家さんにお聞きするのもよいかもしれません。口コミや内見時の雰囲気で、他の部屋の人の音も聞こえるからお互い様だな、と思える物件もありました。

わたしが以前住んでいた、元々音大生用だった賃貸マンションでは、近くの部屋から楽器の音や歌声が聞こえてきましたが、みんな音楽をやる人たちだったので、聞こえてもそれが当たり前の部屋でした。

むしろ練習している音が聞こえると自分も練習しなくちゃと気持ちに火が付き、疑似音大生生活を体験しました。こちらは8~23時と、弾ける時間も長かったので、社会人でも不自由なく練習できました。

おわりに|音楽のある暮らしをあきらめない

グランドピアノと暮らすという夢は、環境が揃わないと実現できないこと。ハードルが高く贅沢な夢だと思っていました。社会人になって、自分のやりたいことを今のうちにやりたいと動き始めたら、様々な選択肢が見えてきて、実現することができました。

ピアノの搬入が終わった日は、それまでの人生で一番うれしい日でしたし、感慨深くて涙が出ました…!

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防音や近隣への配慮も大切にしつつ、「音楽があるから家にいる時間が心地よい」と感じられる暮らしを手に入れられて、本当に満足しています。

もし同じような夢を持っている方がいたら全力で応援します☆

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