「家を買いたい」と思ったとき、私たち夫婦で話し合ったのは“お金”と“暮らし方”のビジョンでした。
とくに私は子育て中のママ。
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「将来どこまで働けるかな」
「この先もフルタイムで働けるのかな」
「教育費、老後資金、家のローン…ぜんぶ払っていける?」
——そんな漠然とした不安がありました。
家を買うという大きな決断。今回は、わが家が資金計画と私自身の働き方をどう考えたかをお話しします。
資金計画は“今”だけじゃなく“未来”から逆算
わが家の最初のステップは、「これからの人生で必要なお金」の全体像を把握すること。
具体的には、以下の3つを行いました。
- 教育費と老後資金を試算
→ 子どもが大学まで行くと仮定して、必要な学費をざっくり計算。さらに私たちの老後資金も確認しました。 - 家計の現在地を知る
→ 家計簿アプリで毎月の支出をチェック。住宅ローン+固定費が生活を圧迫しないかを見極めました。 - ママが仕事をセーブした場合のシミュレーション
→ 育児・介護などで私が働けない期間が出たら?というリスクシナリオも考慮に入れました。
こうして見えてきたのは、「住宅に使っていいお金の上限」です。
わが家は総額5,000万円以内の住まいを選びました。
ママは働き続ける?―ちょっと語ります―
私が妊娠しても仕事を辞めなかった理由に、「家計のために働く」というよりは「自分のやりがいや社会とのつながりを持ちたい」という思いがありました。
職場の人たちは、みんないい人ばかりで、そのつながりを失いたくないです。しかし、復帰した先輩職員の働き方を見ていると、休日に出勤して仕事を処理していたり、平日は一度家に帰って子どもを寝かしつけてから再度職場に戻ってきたりと、私が理想とする働き方ではありません。
わがままかもしれませんが、子どもが育つまでは子育てを中心に生活したいのです。じゃあ仕事を辞めるか…。仕事を辞めたら、同じ立場には戻れなくなる―という不安ももちろんあります。でも子どもが子どもなのは今しかないし、子どもが大人になった時に、「もっとたくさん一緒に過ごせばよかった。」と後悔したくないです。でも収入はちゃんと確保したい。あー、もう延々とぐるぐる…
母になった自分と、母になる前の自分が、葛藤しています。経済面で見れば、働いて稼ぐことが一番ですが、子育ての面で見ると、家に帰ってきた子どもにおかえりと言ってあげたい。おやつや夕飯のいい匂いで迎えてあげたい。明かりのついた暖かい部屋で迎えてあげたい。そんな思いがあふれてくるのです。
夫に相談すると、夫自身が共働きの家庭で育った経験から、カギっ子だったけど特にさみしさは感じていなかったとのこと。なんなら週7で保育園や託児所に預けてもいいと思っているそう。
わたしの母は専業主婦だったので、わたしは家にお母さんがいてくれることの安心感やぬくもりを知っています。今思うと、本当にありがたかった。わが子にはさみしい思いをさせたくないのです。子どもは親が育てるべきだし、親が面倒を見れるのであれば週7他人に預けることには反対派です。
そんな感じで私たち夫婦はお互い、わかり合えない価値観があることが判明しました。笑
特にそれに関しては、育ってきた環境が違うので価値観が違うのは仕方ありません。
夫は考えを強要するような人ではないので、これから夫婦で話し合って自分たちの選択をしていきたいと思います。
――語りました。全然まとまりのない話を綴ってしまいました。
とはいえ、「絶対にフルタイムで続けなきゃ」とは考えていません。

夫はわたしの考えも尊重してくれるので、ありがたいです。
価値観が違う部分が判明すると、わたしに新しい選択肢を与えてくれた気がして結婚してよかったなぁと思います。
今までどおり働き続けるか、子育てに重点を置くか、どちらも選べる状況にしておきたかった。
だからこそ、“夫婦どちらかに頼らなくても暮らしていける資金計画”が大事でした。
無理しない暮らしの中で「大切なもの」を優先する
高価格帯の物件にも魅力がたくさんありましたが、「家にお金をかけすぎて暮らしがギスギスするのは違う」と夫婦で話し合いました。
私たちは、あえて予算内でのベストを探し、少し駅から離れるけどスーパーや薬局などのお店が近くに立ち並ぶエリアを選びました。
その分、家計の固定費は徹底的に見直し。
- 通信費を格安プランに
- 生命保険や自動車保険の見直し
- 駐車場は家から10分ほどの使用料が安い場所へ
- ボーナスは原則貯金
固定費の差額は年単位で考えると結構大きな金額になります。
仕事で忙しい時にはあまり気にしたことがありませんでしたが、それぞれ見直して比較してみると、だいぶ変わってくることがわかりました。
こうした積み重ねで、「住まいにお金をかけても、普段の生活は無理しない」というバランスが保てています。
将来の不安は、プロと一緒に“見える化”できる
資金計画を立てるなかで、「これで合ってるのかな…?」と不安になったことが多々ありました。
そんなとき、私たちが相談したのがファイナンシャルプランナー(FP)。
第三者の視点でプロのアドバイスをもらうことで、「住宅ローン・教育費・老後資金」すべてを見通したうえでの家計プランが立てられました。
無料でプロとお話できるってメリットしかないです。

お金のことって友人や知人とはなかなか話せないので、ある意味、第三者だからこそ話せたことがたくさんありました。
\ 相談は無料でできるので、ぜひ活用してみてください /
まとめ|ママも、家も、がんばりすぎない選択を
元々はずっと共働きでいくものだと考えていても、子どもが生まれると考えが変わることもあります。こんなにかわいい我が子との時間を大切に過ごしたい。それは親になった自分がどう考えるか、自分でも予想するのは難しいのではないでしょうか。
子どもにとってママは世界でひとりの存在です。
そんなママが笑顔で暮らせる環境を作ることは、家族生活の土台となるのではないでしょうか。
後悔しないマイホームを手に入れるために、資金計画とこれからの働き方をセットで考えることが、わが家にとって最良のスタートとなりました。
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