はじめての育児休業。赤ちゃんとの新しい生活が始まることにワクワクしながらも、「ちゃんと準備できているかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
私自身も、育休に入る前はいろんなことが気になって、あれこれ調べたり、準備をしたり。でも実際に育休生活に入ってみると、「これはやっておいてよかった!」ということや、「もっと早く知っておけば…」と思うことがいくつもありました。
今回は、そんな体験をもとに、育休前に準備しておくと安心なことを《制度》《お金》《暮らし》《パートナーとの話し合い》などの視点からご紹介します。
1.育休に入る前に知っておきたい制度のこと
育休をとるなら、まず押さえておきたいのが「育児休業給付金」や「社会保険の免除」といった制度のこと。知らないままでいると、損をしてしまうこともあります。
- 育児休業給付金
雇用保険に加入していれば、育休中も一定の給付金を受け取ることができます。申請は会社を通して行うことが多いので、育休に入る1〜2ヶ月前には人事担当と確認しておくと安心です。 - 社会保険料の免除
育休中は、健康保険や厚生年金の保険料が免除される制度もあります(その期間も将来の年金額に影響しません)。こちらも会社に確認しておきましょう。 - 住民税の納付タイミング
前年の収入によっては、育休中も住民税の支払いがあります。金額や納付時期を把握しておくと、家計の見通しが立てやすくなります。
2.家計の見直しと生活費のシミュレーション
育休中はどうしても収入が減るため、あらかじめ家計のバランスを見直しておくことが大切です。
- 毎月の固定費を見直す
スマホ代やサブスク、保険料など、毎月必ずかかるお金を一度リストアップしてみましょう。不要な出費が見つかるかもしれません。 - 育休中の生活費を試算する
収入(給付金など)と支出をざっくり計算し、どれくらいの貯蓄でどのくらい過ごせるかを把握しておくと安心です。 - 出産・育児にかかる一時的な出費
出産準備品、オムツ代、予防接種代など、意外とかかる費用もあるので、事前にリスト化しておくのがおすすめです。
3.パートナーとの話し合いも大切に
家族で育児を支えるためには、育休に入る前からの「話し合い」が大切です。
- 家事・育児の分担
「できる方がやる」だと、結果的に片方に負担が偏ってしまうことも。お互いの得意不得意や、仕事のスケジュールなどもふまえて、あらかじめ話しておけるとスムーズです。 - 万が一のサポート体制
体調を崩したときなど、サポートを頼める人や自治体のサービスについても、事前に調べておくと心強いです。
4.「やっておいてよかった!」準備リスト
実際にやってみてよかったなと思う準備をまとめてみました。
- 育児グッズは「最小限+必要に応じて追加」のスタイルに
→事前に調べていたものが実際はなくてもよかったり! - 時短になる冷凍ごはんやおかずのストック作り
→生まれてからはご飯を作る時間を減らしたい! - 手続きに必要な書類をまとめておくファイルの準備
→育休中も手当や保育園の申し込みなど、思ったより書類を扱います! - 出産前に自分の好きなことをして「自分時間」を楽しむことも◎
→カフェやお風呂屋さんにたくさん行きました!
5.最後に|すべてを完璧には目指しません
育休に入る前は、いろんなことが気になって不安になるかもしれません。でも、すべてを完璧に準備しようとしなくても大丈夫。育休は、赤ちゃんとのかけがえのない時間を過ごすための大切な期間です。 必要なことだけに絞って、心と体に余裕を持ってスタートを切れるように。この記事が、あなたの育休準備のヒントになればうれしいです。
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